仁川市の環境にやさしい熱分解技術先導企業(株)エコクリエーション(代表ジョンボングン)が11月30日から12月12日までアラブ首長国連邦(UAE)のドバイでEXPOシティで開かれた第28次国連気候変動枠組条約国会議(COP28)に韓国代表として参加し、環境にやさしい熱分解技術の海外進出を拡大する成果を収めたと明らかにしました。
国連気候変動枠組条約国会議(COP)は、毎年国連気候変動枠組条約国会議の加盟国が集まって気候変動対応のために協議する場で、世界中の多くの国々がCOPを通じて気候変動対応レベルと戦略を決定しています。
今回のCOP28には「コリアパビリオン(Korea Pavilion)」が設置され、(株)エコクリエーションが韓国を代表するエネルギーおよび環境技術保有企業に選定され参加しました。
ヘレ・ピエール・カメルーン共和国の環境省長官は、特に廃プラスチック廃棄物処理に苦心していた中、環境にやさしい熱分解業者である(株)エコクリエーションを「カメルーン・パビリオン」に招待して技術説明を要請し、韓国企業の熱分解技術に熱い関心を示したと企業側は説明しました。
エコクリエーションは近いうちにカメルーン政府を訪問し、廃棄物の性状や事業推進のための具体的な条件を確認する予定だと明らかにしました。
仁川市西区に位置するエコクリエーションは、廃プラスチック熱分解設備と熱分解油の精製技術を研究し、関連油化プラントを製造、販売しています
熱分解は一般的に燃やす焼却とは異なり、廃プラスチックを無酸素状態で間接方式で熱を加える方式であるため、複数の大気汚染を引き起こす焼却に比べて環境に優しい廃棄物を処理でき、副産物で熱分解油を得ることができる利点があります。
同社は自社開発した触媒と精製設備を含む熱分解油化プラントで、ワックス、塩素、インクなどのゴミやナフサなどの様々な成分をそれぞれ改質または除去、分離して高品質の精製熱分解油を生産する技術を保有しており、 、これは環境省の実証課題を通じて検証されています。
(株)エコクリエーション関係者は「今回のUN気候変動協約締約国総会(COP28)参加を通じてエコクリエーションの熱分解技術力をグローバル市場でも認められるきっかけを設けた」とし「気候危機克服のための努力を惜しまない。廃資源の好循環を通じて廃棄物をリサイクルするESG経営をリードする企業として生まれ変わる」と明らかにしました。